はじめに
WindowsのコマンドプロンプトでSQLiteを操作する方法について解説します。
Windowsには標準でSQLiteは入っていないからダウンロードしてくる必要があるよ。
ダウンロードは必要だけどインストールは必要ないから簡単に使用できるところがSQLiteの良いところだにゃ。
SQLiteのダウンロード
SQLiteのダウンロードは下記から
下記のDownloadをクリックします。
次の内、sqlite-tools-win32-x86-3360000.zipをダウンロードします。
3360000の部分はバージョンによって数字が変わります。
ダウンロードできたら任意の場所に保存して解凍します。
解凍できたら、sqlite3.exeを適当なフォルダに保存します。
私はc:\SQLite3というフォルダに保存しました。
環境変数の設定
コマンドプロンプトでSQLiteを実行する際に、sqlite3.exeをフルパスで指定する必要があります。
毎回フルパスで指定するのはめんどくさいにゃ!
このようなめんどくさがりの子猫ちゃんには
このように毎回フルパスで入力するのが煩わしく感じる方には、下記で説明する環境変数に登録することでフルパスで指定しなくてもSQLiteを実行できるようになります。
Windowsボタンを右クリック → システム → システムの詳細設定 → 環境変数
ユーザー環境変数のPathを選択して編集ボタンをクリック。
なお、他のユーザーでもSQLiteを使用する場合はユーザー環境変数ではなくシステム環境変数のPathに追加してください。
SQLiteのパスを追加します。
sqlite3.exeを配置したフォルダパスにしてください。
コマンドプロンプトで実行する
コマンドプロンプトを起動しsqlite3と入力してEnterキーを押すと下記のように表示されます。
もしここで正しく表示されない場合は環境変数のパスの設定が間違っているので見直しをしてください。
赤文字でtransient in-memory database.と書いている通り、メモリ上に一時的なデータベースを作成する状態です。
終了すると作成したデータベースは全て破棄されてしまいます。
一時的にデータを作成したい場合はこれで良いですが、永続的にファイル保存したい場合はSQLiteを起動すると同時にファイルを指定する必要があります。。
一旦SQLiteを終了しましょう。終了方法は.exitと入力することで終了できます。
永続的にファイル保存したい場合は、ファイル名を指定してSQLiteを起動します。
ここではsqlite3 Test.DBと指定しました。
ただし、この時点ではまだファイルは作成されません。
この状態でテーブルを作成してみましょう。
ここではTestTableという名前でテーブル作成し、idとnameのフィールドを追加しました。
なお注意点として、クエリ文の最後にはセミコロン ;を付ける必要があります。
テーブルを作成したと同時に、ファイルも作成されます。
テーブルが作成されたか確認するには.tablesと入力することで、
作成済みのテーブル一覧が表示されます。
次にinsert文でテーブルにデータを追加してみます。
クエリ文の最後にセミコロンを付けるのを忘れないように。
データが作成されたかselect文で確認してみます。
このような形で作成されたデータを閲覧できます。
まとめ
WindowsのコマンドプロンプトでSQLiteを操作する方法について解説しました。
- SQLiteはサイトからダウンロード、解凍して任意の場所に配置する。
- 毎回配置場所のパスを入力するのは手間なので環境変数に登録する。
- コマンドプロンプトでファイル名を指定せずSQLiteを実行した場合はメモリ上に一時的なデータベースを作成するモードになる。
- コマンドプロンプトでファイル名を指定してSQLiteを実行した場合は、指定したファイルに永続的にデータが保管される。
- クエリ文の最後にはセミコロンを付ける。
- 作成したテーブルの一覧を確認するには.tablesを入力する。
- SQLiteを終了するには.exitを入力する。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。